妻のティラー捌き

10日仕事を終え、emilyに向かいます。

今日は簡単なメンテナンスをしてemilyに泊まります。夕食を終えた頃「明日行けそうよ」と

妻から連絡が入ります。予定がどうなるか分からず、11日のセーリングは未定でした。

妻が来れない時は、初シングルハンドでセーリングしてみようと思ってました。

10日の夕食にハーバー近くのちゃんぽん店に食べに行った時に、惣菜店を発見。

寄ってみると各種弁当に色んな惣菜が並んでます。お聞きすると9時から営業をしてる

とのこと。9時過ぎに電話して幕の内弁当を2つ注文し30分後に取りに行きます。

 

11時前に妻がハーバーに到着し出航の準備を進めます。11時30分出航です。

ハーバー付近は8~10ノットの風が吹いてます。今日のセーリングは楽しめそうです。

今日の課題はタック・ジャイブの練習です。

初めはジブセールだけ揚げて練習を開始します。妻に『タックしようか』と言うと

「タックっち何?」と。『ごめん、ごめん。タックとはね、風上に向かって方向を

変えることなんよ』「ふぅ~ん???」分かってるのか?分かってないのか?は

不明ですが、確かに専門用語は分からないのは当然です。

 

『今、この方向から風が吹きようやろ、ヨットは風上には進めないから進路を変更して

反対側から風を受けるんよ。約100度進路を変えるから、あの山の方に舵を切って』

「分かった!」『タック用意、タック!』私は風下のジブシートを緩め、反対側のジブ

シートを引きます。最後の調整は電動ウインチ!グイグイとシートを引き込んで行きます。

このハンディ電動ウィンチは役に立ちます。重いジブシートを難無く引き込めます。

 

妻は急に舵を切ることもなく、ゆっくり過ぎるわけでもなく、絶妙のティラー操作で

艇を方向転換させます。『上手い、上手い!その感じで』「分かった」タックを繰り返し

能古島沖に出ると、12~14ノットの風が吹いてます。機走で風上に向けてメインセールを

揚げます。タックの練習を繰り返します。『上手いねぇ、上達が早いやん!』

妻のティーラー捌きの上達ぶりにはビックリです。

 

ジブセールだけだとヘルムはそんなに感じませんが、メインセールを揚げるとウェザー

ヘルムになります。「舵が重くなったよ?」『ヨットは風が強くなると風上に向こうと

するんよ。しっかりティラーを引いちょって真っ直ぐに走らせてね』練習には少し風が

強かったので、ジブセールだけでの帆走時にジブをワンポイントリーフしてたのも

影響してるようです。トラベラーでメインセールの風を逃がします。

 

今日は波もあり、艇が波に叩かれて " バン! " と大きな音がします。

「大きな音がしたけど、大丈夫なん?」『心配せんでも大丈夫!波に叩かれようだけやき』

ティラー操作に更に慣れ、周りが見えてくると大きな波に合わせて舵を切り叩かれる

ことを未然に防ぐことが出来るようになりますが、数を熟さないと無理です。

 

マックス15ノット前後の風が吹いてますので更にトラベラーで少し風を逃がします。

『艇がヒールし過ぎると風上に向けると治まるき』ナクラ5.2に乗ってた頃はラダー操作より

ブローを予測しメインシートやトラベラーで瞬時に調整し逃がしてましたが、今の妻に

シートでの操作は無理なのでティラー操作でのラフィングで抑えることを教えます。

私はナクラ5.2に、22~24ノットの風でもダブルトラピーズでカタマランの醍醐味を

楽しんでましたが、6年間で沈をしたのは1度だけです。私の自慢です。(^^ゞ

強いブローも無いようですので、妻をコクピットに残し、私はマスト付近からのビデオ

撮影をします。

ジャイブの練習を数度して、オーパイに舵を任せて、お弁当タイムです。

妻は波に叩かれての前後の揺れで少し酔ったらしく、三口ほど口にすると食べるのを

止めてしまいました。

風も弱くなってきましたので、このままクオーターで帰港することにします。

私はしっかりとお弁当をいただきました。一番揺れないマスト付近に妻を行かせます。

 

食事を終え、機走に切り替えてセールを下ろします。妻に舵を任せ後片付けと帰港の

準備をします。15時過ぎに無事に到着しました。この時、妻が思わぬことを…

「私でも離・着岸出来るやろか?」『エンジン操作が思うように出来ると大丈夫だと

思うけど…』妻の発言にビックリしました。マスト付近に行って酔いも治まったようで

桟橋のボックスに腰かけて「お腹空いたぁ~」とお弁当を食べだしました。

 

食べ終え、ルイを自宅で留守番させてるので妻は一足先に自宅へ戻ります。

今日の妻のティーラー捌きには感服しました。艇を真っ直ぐに走らせるのは私より

上手いくらいです。回数を重ね経験を積めば立派なヘルムスレディーに成長すること

でしょう。

 

今日のセーリングで思ったのは、メインシートの艤装変更が必要なことと、オーパイでの

オートタック機能が、ポート側へは問題ありませんでしたが、スタボー側へは途中で

スタンバイとなり、舵を切ったままグルグルと回り続けます。初期設定に戻し再度の

設定が必要です。

 

emilyは腰が強く、小さなブローだと難無く走って行きます。素晴らしい艇だと

つくづく実感しました。私達に合う艤装や設定に変更し使い易く、乗り易くすれば

これからのセーリングが尚更楽しくなると思います。

 

今後の課題                 メンテナンス&セーリング(動画有)

 

 

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コメント: 1
  • #1

    ルイヴィトンiPad ケース (土曜日, 16 5月 2015 12:53)


     今回発表された『Fantastick 3Way X Cover』はそんなデメリットに着目、日本で初めて左右どちらの向きにも対応したiPhoneケースとのこと。