呼子シングルクルージング 2

昨夜は疲れから早目に就寝したので、03時前に目が覚めてしまいました。私は

5時間睡眠で早く寝ても5時間経つと自然に目が覚めてしまいます。

『さて何をするかなぁ~』満潮が02:36だったので水位を確かめます。3.1mでした。

干潮の時には2.7mだったので、水位の差は確かめてた40㎝で間違いありません。

パソコンでfacebookを見たり、気象情報を見たり、テレビを観たりして過ごしますが

夜明けまでまだ時間があるので横になってると1時間ほど眠ってしまいました。

 

薄明るくなった06時目が覚めました。トイレに行って呼子台場みなとプラザの散策を

します。24時間使えるトイレはとても綺麗で清潔です。台場の湯、漁協直営の直売所

大漁鮮華」河太郎と見て回りました。大漁鮮華では直売所で購入した魚介類を炭火で

焼いて食べれるバーベキューコーナーがありました。大人1人200円・小学生までは

100円で新鮮な魚介類をバーベキュー出来るようです。

 

呼子台場の湯は1日入退場は自由で何度でも利用できるとなってました。

その上休憩所は持ち込み自由となってます。休憩所もとても綺麗で爆眠可能?

と云う事です。

emilyへ戻り、コーヒーとパンで軽い朝食を取り、コクピットのボックスから

自転車を取り出して呼子朝市へ出掛けます。自転車で5分歩いても10~15分です。

 

最初に有田焼を売ってるおじさんに捉まりました。「何処から来たとね」『福岡から

来ました』「自転車で福岡から来たとぉ?」『いえ、ヨットで来てみなとプラザに

停泊しました』「へぇ~ヨットで…」醤油注しを見てると「ヨットなら零れない

スプレー式の醤油注しが良いとやないね?減塩にもなるし一石二鳥じゃね」と云われ

何?ヨットで使える?更に糖尿病予備軍の私です。心を揺るがされ買ってしまいました。

自転車を預かってもらい朝市の探索です。何度も来てるので目新しい処はありませんが

何時も一夜干しを購入するおばちゃんの所へ。

 

『おばちゃん、鯖の味醂干しある?』「有るよ。おまけに鯵も付けるよ」『帰りに

寄るね』と伝え朝市内を探索します。途中烏賊の塩辛が売ってました。

真っ白な烏賊の塩辛は大好きなのですが、通常?の肌色?の塩辛はあまり好きでは

ありません。真っ白な刺身のような塩辛発見!3パック1000円です。「パック入り

の分より量が多い瓶の方がお得よ」『いくら?』「1つ600円」『2つ貰うね』と

いかさし塩辛といかさし明太を購入しました。帰宅後賞味しましたが思った通り

烏賊が新鮮でとても美味しかったです。

 

味醂干しは見た目は何処も同じですが売ってる処で味付けが違います。味見が出来る

ので一番美味しいと思った処で買いますが、私は何時ものおばちゃんに決まってます。

「戻って来てくれたね。鯵を2枚おまけするね」言う通りでは朝市の駆け引きが

失せてしまいます。『家は3人居るんよね。おばちゃん鯵3枚にしてよ』「分かった

3枚おまけ!1000円ね」『ありがとう!』と遣り取りが楽しいです。因みに我が家は

妻と二人です。ルイを入れると3人?なので満更嘘でもありませんね。楽しく朝市を

堪能し呼子漁港組合へ係留の許可を取りに伺います。昨日17時までに着けそうに

なかったので途中呼子漁港組合へ連絡して翌日に伺うと伝えてました。

 

使用許可申請書と入出港届の2枚用紙をいただき、後日、記入して佐賀県庁の土木

事務所へ郵送して下さいとのことでした。みなとプラザへ戻り河太郎で食事をしようと

開店時間を見てみると10時40分となってます。それまで待ってると出港が遅くなって

しまうので、新鮮鮮華で(一貫70円)の握りずしと烏賊の天婦羅(1パック400円)で

済ますことにしました。emilyへ戻って食事をして帰港準備をします。

 

風が北へ変わりそうですが、複数の風予報は全て北西の風となってますが、1つだけ

北から北東へ変わるとなってました。ジェネカーをセットするか悩みます。

セーリング目的なのでセットしても風に寄ってはそのままでも良いので、取り敢えず

ジェネカーセーリング出来るようにセットだけすることにします。11:05出港します。

『お世話になりました。次回は妻とルイと来ます』呼子大橋の下を通って加部島を

廻って帰港します。

 

初 “pass under the bridge“ です。呼子大橋は1989年に完成。東洋一のコンクリート

斜張橋で、全長728m、海面からの高さは27m、橋桁を支える主塔は橋桁から62.6m

ハープを2つ並べたように見えることから別名を「ハープ橋」とも呼ばれてるそうです。

海面からの高さは27mですので安心して航行出来ます。橋を下の海面から眺めるのも

中々乙なものです。初体験を楽しめました。加部島を廻り最後に現れるのがツタイ鼻

です。山でも○○鼻と云われる所があります。この鼻とは私達の顔の真ん中の鼻の

ことです。鼻の形は鼻頭からすとんと落ちてます。その形の様に絶壁が垂直に落ちてる

ようなところを○○鼻と呼ばれてます。ツタイ鼻に牛が放牧されてます。長閑な気分に

なりました。

 

メインセールを揚げますが、平瀬を越えるまで+機走で走ります。平瀬を越えて

北西の風なのでジェネカーを展開です。ジェネカーセーリングを満喫してると

時折風が北へ廻り始めジェネカーが潰れだしました。ジェネカーでは限界となり

収納しジブセールを出してクローズホールドで目視できる玄海島を目指します。

風が弱くなり更に北東からの風に変わりギリギリ上っても玄海島を目指せなく

なりました。

 

風が弱くクローズホールドで2~3ノットの艇速です。このままの玄海島を目指す

コースでセーリングを諦めてジブセールを収納し機帆走で走ります。途中風速が

上がり北寄りになったのでジブセールを展開しセーリングに切り替えますが

5分程で風が元に戻ってしまいジブを収納、機走に切り替えます。機走の楽しみは

コーヒータイムです。ゆっくりとした時の流れを海を眺めながら満喫します。

今日は昨日と違って日が射し気温も15℃ぐらいあり暖かいです。少し眠くなって

きましたが、シングルだと大変なことになるので我慢です。

 

16:25 無事にハーバーへ到着。師匠と先輩がLittleWing艇にいらして舫いを取って

いただきました。何時も何時もありがとうございます。師匠と先輩にトンヨンレース

優勝のお祝いを申し上げ、レースの模様をお聞きします。

emilyの後片付けを済ませ、妻に電話すると風邪で寝込んでるとのこと。風邪薬と

栄養ドリンク、軽い食べ物を買って帰宅しました。何時も気持ち良く送り出して

くれる妻に感謝です。この次は一緒に行こうね。

                                                    

                                                                    総距離32.75マイル(52.7㎞)