妻とダブルハンドで挑むWSR第3戦

7日、明日のWSR第3戦に向けてemilyに宿泊でハーバーへ向かいます。

スタンションフェアーリードブロックが前回のセーリングで破損したので取り替えます。

メインシートがシングルハンド仕様になってるので通常艤装へ変更して、明日の練習を

兼ねてスタンションフェアーリードブロックの状態も確かめるため出港します。

 

ジブセールのみで練習です。タック・ジャイブをして妻にティラー操作とタイミング

を練習してもらいます。1時間ほど練習しジブを巻き上げます。メインセールの陰で

収納出来ないので、機走してセールをフリーの状況で巻き取ります。スタンション

フェアーリードブロックは問題ないようです。

 

帰港後、ルイを連れてきてヨットに乗せコーヒータイム休憩。17時過ぎに夕食へ。

温かいものを食べようと妻と相談の結果はうどんに決定。うどん定食にして私は

烏賊天丼セット、妻は海老天丼セットを注文。お腹を満たし暖かくなりemilyに

戻りラジオを聴きながらゆっくり寛ぎます。

 

翌8日、楽しみにしてたWSR第3戦です。天気は快晴、風予報では12~16ノットの

北北東の風。10時の艇長会議でハンディを伝えます。sarah艇が2連勝なので+15分

のハンディが決定してます。事前の打ち合わせでLe Grand Bleu艇と一緒にお付き合い

させていただくことになってましたので、emilyも+15分です。

 

今回は18艇の参戦で-10分1艇、-5分3艇、0スタート9艇、+5分2艇と私達の

+15分3艇の18艇です。今日の風で+15分は少し厳しいかなぁ???

ヨットレースの醍醐味は何と言ってもスタートです。0スタートで一旦スタートして

邪魔にならないよう抜け出して+15分で再スタートをさせていただけるよう皆さんに

了解してもらいました。Le Grand Bleu艇も同じようにされスタートを2度楽しまれる

とのことです。

 

今日は妻と2人のダブルハンドでの参戦。ダブルではちょっと風が強過ぎます。

レース海域へ向かい、第1マーク方面を視察すると16ノット弱吹いてるようです。

今後もう少し風が増すだろうと判断し、ジブをワンマークまで縮帆、メインセールも

フラットニングリーフでセットします。この対策が外れてしまうことに。

 

今回はカタマラン時代のディンギー形式スタートを行ってみます。スタートライン

沿いで艇を風上に立ててスタートする方法です。ディンギーの様にスタートラインの

直前に並ぶことは難しいのでライン手前で待機します。スタート1分前にメインシートを

先ず引き込んでジブシートも引き込みますが、艇速を着けるのが遅過ぎました。

 

ディンギーのように直ぐに艇速を上げるのは無理なようです。その上一人での

シートの引き込みでは、メインそしてジブとなると時間が掛かり過ぎてしまいます。

ジブシートから引き込んだ方が艇速は早く着いたかも?です。クルーザーでの

このスタート方法はポジション確保の時に使えそうですが、少人数には向いてない

ようです。

 

0分スタート後3分ほど一緒に走り、邪魔にならないようベアしてスタートラインに

戻りスタートはどちらのブイからスタートすれば良いか?を思案します。

風が第1マークに対して右方向から吹いてる場合、右ブイ(通常本部船)からが

有利なのですが何を勘違いしたのか左のブイからスタートと思ってしまいました。

 

スタートラインは結構長かったのと3艇でのスタートなので、本部船ブイから

左ブイへ艇を走らせながら、ラフしてスタートを切ることにします。左ブイ付近で

スタートを切ります。この時は勘違いにまだ気付いてなく思った通りのスタートが

出来たと… 只、艇速が思ったより着かなかったので、スタートラインを切ったのは

1分後(後にどこでもヨットで確認)でした。

 

この勘違いに気付いたのは初めのタック後です。本部船ブイからスタートした

Le Grand Bleu艇に大きく水をあけられてます。確かにスタートラインを切る

タイミングでも違いがあったのですが、大きくリードされてしまいました。

この私の勘違いはスタートライン直角だと風が左から吹いていたので、左が

有利と思ってしまいました。ライン上ではなく第1マークを基準にするべきだったのに…

 

その上予想と反して風は上がらず、リーフしてたセイルでは艇速が上がらず3タック後

sarah艇に先行されてしまいます。直ぐに対応すれば良かったのですが、この先風が

上がるだろうと… 昨年のWSR第11戦で、長男と二人だったので強風トリムが出来ず

オーバーパワーのままのレースで苦労したので少人数では早めの対応を心掛ける!の

教訓に従ったのですが…

 

ジブの縮帆とフラットニングリーフを解いたのは、4タック後の第1マーク手前です。

どこでもヨットで確認すると艇速が0.5~0.8ノットほど上がってました。第2マーク

からの後半、ゴールまでのデータを分析するとemilyが最速タイムでした。

12時48分50秒 ゴール!着順は13位。ゴール間地か基準艇のkarakoram艇の3分内に

12艇が集団となり、緊迫したゴールでした。WSR第3戦順位表

 

まだまだ妻も私も精進が必要ですが、楽しめたレースでした。WSRはレース後に

どこでもヨットで自艇や他艇の情報を提供いただけるので、確認や分析ができて

レース後も自宅のパソコンで楽しめます。今回のログ提出は9艇でしたが、全艇が

ログを提出されれば、更にレース後も満喫出来るのでは?と思います。

 

sarah艇にLe Grand Bleu艇オーナーKさんとお邪魔させていただき、sarah艇オーナー

Nさんとクルーの方々とレース談話で盛り上がります。美味しいコーヒーをご馳走に

なりました。ありがとうございました。