初めての シングルハンド!(動画有)

24日 07:40 自宅を出発します。今日はオーパイのセッティングと購入したS100の設置

ブームのURL貼り替えです。オーパイが問題なければシングルハンド・セーリングへ。

S100はオーパイのワイヤレスリモコンです。これでデッキに居ても進路の変更が出来ます。

もちろん、オートタックも何処から(通信受信機より10m以内)でも操作可能です。

S4000の日本語説明書を探してて見つけました。

ハーバーに到着し、早速オーパイのセッティングをやり直します。

セッティングが完了し、オートタック機能を試してみます。ポート・スタボー側と

問題ないようです。次にS100の受信機を取り付けるため、配線を確認します。オーパイと

風速計や水深計は接続されていないようです。接続されていれば風上に○○度とセット

すれば、風向きが変わってもその角度で走るらしい?のですが…

 

取り敢えず S100受信機の配線を接続してみます。スイッチオン!親機を認識してます。

機能を試してみます。こちらも問題ありません。そうなると実践で試したくなります。

 

出航届を出し、デッキ・ブームカバー外して出航です。今日は南寄りの風、何時も

北寄りの風だったので、離岸を思案します。最後まで残す係留ロープを決め、外すと

直ぐにコクピットへ戻り、ギアを後退に入れて離岸開始です。やはりバウが風に押されて

右へ向きました。何時も右のバウ側にしずく型フェンダーを取り付けているので振れても

隣に留めてある艇に傷を付けることはありません。

 

海苔網を抜ける際、リモコン操作で進路を変更してみます。オーパイが進路を

変更してくれます。便利~ぃ! 続いてリモコン操作で風に立ててセールUPします。

陸からの風、ダウンウィンドで安定して沖に向かいます。リモコン操作は全く問題なく

順調です。

 

今日は天気も良く気温も春のような暖かさなので、数艇出航されてました。玄海島付近

までクォータリーで走り、emilyを風上に向けてクローズホールドにします。流石に

今日の風ではフルセールだとヒールも限界に達します。オートタック機能をリモコンで

試します。初めは上り角度が足りなかったので艇が回り切れませんでした。

オートタックの角度は100度に設定してます。もちろん角度の調整も可能ですが

今度は上り角度一杯で試してみます。問題なくタック完了!しました。

 

グランド ソレイユ42 の方が競争するように後に続かれました。

後ろに着かれると、本気モードになってしまいます。30年前ナクラ5.2でギンギンに

レースをしてた頃が蘇ります。

真冬の吹雪の風速10m/s 超えでも、合羽の下にウェットスーツを着て1時間セーリング

すれば、1時間浜で焚火にあたってと繰り返し朝から暗くなるまで乗っていました。

直ぐ横を走ってる同船のマストの先が見えないくらいのうねりの中でも…

今考えると無謀なセーリングだったのかも知れませんが、その頃は楽しくて楽しくて。

 

ナクラ5.2は通常のヨットとは違いプレーニングでは、波を常に追い越していきます。

そのためヘルムも強くティラー操作を誤れば波の谷間にバウ沈することになります。

でも、その迫力と豪快さが今でも忘れられません。

 

初めてのシングルハンド、走りながらのセールトリム等出来る余裕はありません。

カニンガム、アウトホールを引き、更にマストをベントさせドラフトを前に移動させれば

ヒールも治まり走りやすくなると思われますが、今更セッティングは無理な状況です。

セッティングが合ってないのでウェザーヘルムが強く、この状況ではオーパイも限界で

度々エラーとなりスタンバイモードへなってしまいます。ジブリーダーの位置も適切では

なくメインもジブもセールカーブが深いオーバーパワーな状態です。

動画がご覧になれない場合は YouTube初めてのシングルハンド ① からご覧下さい。

 

動画がご覧になれない場合は YouTube初めてのシングルハンド ② からご覧下さい。

 

38フィートのemily、まだシングルハンドは無理かな?と思ってましたが可能でした。

強風となれば無理な場合も考えられますが、今の私のレベルでは20ノットの風までだと

何とかシングルでも大丈夫なようです。妻がヘルムスを担当してくれればある程度の

強風でも大丈夫なようです。オーパイでは急な操作が出来ませんし、限界もあり100%

信頼は出来ません。

 

「これは良い艇!」だと回航の皆さんから口を揃えて云われたのも納得です。

腰が強いです。オーバーパワーなセールトリムで40度以上ヒールしてて、ブローが

来てもヘルムが強くなるだけで、そのままの進行方向でヒールは若干増しますが難無く

持ち堪えます。素晴らしいヨットで、更なるポテンシャルを秘めてるようです。

グランド ソレイユ42の方が手を振ってご挨拶されました。

1時間ちょっとのバトル楽しかったです。ありがとうございました。m(__)m

途中、妙な動きをしてたのは、オーパイがエラーとなって迷走してました。

決して故意での操船ではありませんので、ご了承下さい。

 

初めてのクルーザー5度目でシングルハンドでセーリング出来ました。

購入する時「私は何もせんよ」と妻から云われてましたので、ティラー操作だけは

覚えてほしいと了解してもらい、離着岸時の舫い、デッキワーク等は全て一人で熟して

ましたので、セールの上げ下ろし、フェンダーの脱着中にリモコンで進路を変えることが

でき、タックもジブセールに集中出来るので、シングルハンドが可能となりました。

帰港中、オーパイの自動コンパス偏移更正をやり直すため、emilyを360度旋回させます。

設定も完了し、無事に初シングルハンドでのセーリングを終えて 16:30に帰港しました。

 

残りの作業(メンテナンス含む)が残ってますので、emilyに泊まることにします。

翌朝、配線の確認とブームのURLの貼り替え作業に取り掛かります。

昨日、オーパイの配線を確認中、天井版を数か所外したところ、不要の配線が

多々ありましたので、使われていない配線を確認して、次回、慎重に取り除く

作業をすることにします。

 

URLの張り替え作業は、張るより剥がす方が難儀です。

張る時にドライヤーでしっかりと粘着させてるので、簡単には剥げません。

再度、ドライヤーで温めて根気よく剥がして行きます。ポート側の作業を終えたところで

雨が降り出しました。昼前ですがキャビンでカップラーメンとパンで昼食にします。

 

2時間ほどで雨があがり、スタボー側URLの張り替え作業を開始します。

作業中、昨日のバトル中にすれ違ったEllieのオーナーさんが来られました。

「昨日は豪快なセーリングをされてましたね。シングルでしたよね?」『はい、シングル

ですが、艇が大きいので強風には強いみたいです』「クローズホールドで7ノットは

出てたのではないですか?」『6ノット前後だと思います』速度計は6ノット前後

でしたが、帰宅後データーをパソコンで確認すると確かに6.5~7ノットで走ってました。

クルーザー購入後、5度目のセーリングだとお伝えするとビックリされてました。

 

ブームカバーの留め具が塩害で硬く外し難くなってましたので、CRCを吹きかけて

丁寧に拭き取ります。デッキ・ブームカバーのチャックも同様でしたので、CRCを

軽く吹きかけ滑りを良くします。これで装脱着の時、楽になりました。

 

帰宅後、第二級海上特殊無線技士の教科書が送られてきてました。来月8日熊本で

国家試験受験です。教科書を開くと文字だらけの法規と図解入りの無線工学です。

セーリング・メンテナンスは暫くお預けになりそうです。

 

メンテナンス&セーリング(動画有)           ジェネカーセーリング 

 

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